ビッグデータから生まれた企画住宅

ブラッド・ピット主演の『マネーボール』という映画をご存知でしょうか?

150年以上の歴史を誇るアメリカのプロ野球・メジャーリーグの世界に、選手の評価や戦略に、統計によるデータ分析によって生み出された「マネーボール理論」を持ち込み、経営危機に瀕した貧乏球団を常勝集団­に生まれ変わらせていく過程を描いた実­在の男の話。

このような、野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法を、「セイバーメトリクス」と言うらしいです。日本で言うなら「ID野球」ってところでしょうか。

この映画の影響や、その前年にビッグデータ(事業に役立つ知見を導出するためのデータ)という言葉も生まれたことで、スポーツだけでなく様々な業界が、データの統計や分析から何かを生み出すことを、改めて始めましたよね。
 

 

住宅にもビッグデータの活用が始まる

去年2014年辺りから、住宅でも、不動産取引とかスマートハウスとかにビッグデータを活用しています。不動産取引価格の変動がどうとか、電力使用量の最適化による節電効果がどうとか・・・

 

なんだか、つまらない。。。

 

スポーツでのデータ活用はワクワクするのに、なぜ住宅のこういった活用にワクワクさがないのだろうか(笑)

 

〇〇の家はどうあるべきか

スウェーデンでは、ビッグデータを活かし、「スウェーデン人にとっての理想の家」を生み出しています。

不動産サイトのビッグデータが生んだ「理想の家」|WIRED

建築事務所Tham&Videgardの建築家によって、スウェーデン人の「理想の家」が設計された。設計の元となったのは、スウェーデンで最も人気のある不動産サイトから得られたビッグデータだ。

設計条件のデータには、スウェーデン人口の20パーセント以上が貢献しているようです。

価格が、277万5,000スウェーデン・クローネ(約4,000万円)というのは結構な金額しますが、着眼点は面白いですね。

 

それぞれの地域の標準住宅を生み出したい

スウェーデンの例を活かすなら、データから各地域の標準的な家を作り出したいですね。

北海道の家なら、沖縄の家なら、埼玉の家なら、大阪の家ならといった各地域の標準って、多分それなりに設計している人は感覚値でわかっていると思うのですが、そういった家が住まい手のデータの裏付けがあって標準化できると、求められている最適な住宅の目安になりそうです。

さらには、所得とのバランスとか、物の量と収納量とかも反映して、地域で4パターンぐらいの標準住宅ができても面白いと思うんですよね。目安になる標準住宅ができると、家づくり全体の底上げになりそうな気もします。

年間でもかなりの棟数が建ってきてるんですから、データとしては十分な量ありますよ。
問題は分析をどうするかですが・・・

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

【12月11日開催】経営のシンプルな法則を知るだけで業績が良くなる!

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。