工務店が施主にとって良い家をつくるために「ズレを無くすこと」が必要な理由

百獣の王・武井壮さんが、TV番組「マツコの知らない世界」で語った、武井流「足が速くなるコツ」などのスポーツ理論が素晴らしいですよ。説得力ありすぎで、ネット上では話題になっています。

  • 2015年11月24日(火)放送分 マツコの知らない世界 #47
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武井壮が本気で語るスポーツ上達の世界!マツコも目からウロコ!速く走る方法&自分の体を思い通りに動かす訓練とは?

工務店が施主にとって良い家をつくるために「ズレを無くすこと」が必要な理由

武井壮さんのTwitterで補足情報が公開されています。

簡単にまとめると、

スポーツがうまくなるための最初の一歩は「思ったとおりに身体を動かせること」頭で思っている動作と、実際にやっている動作がずれていると、うまくいかない。

ということを言っています。

スポーツの上達の第1歩は、思った通りに身体を動かせることですね。つまり、そのズレ具合を、いかに感じることができているか、どうか。そして、ズレないように調整したり、ズレたら修正したりしていきます。

工務店が施主にとって良い家をつくるための最初の一歩とは?

武井さんの理論は、体を使うことでの内容なんでしょうけど、本質的なことは、他のことでも一緒な気がします。料理が上手い人は、美味しい味を知っています。歌が上手い人は、自分の声をよく知っています。

では、家づくりの場合は?いい家をつくるための最初の一歩とは?

施主と向き合うことだと感じています。施主との感覚がズレはじめたら、まずいですよ・・・

すでに住まわれている施主と、ちゃんとコミュニケーションを取っていると、気に入ってくれているところ。この辺りが良くなるともっといい。など、大事な部分を気付かせてくれます。

施主との感覚がズレないように、施主にもっと耳を傾けてみてくださいね。そのズレに気付くためにも、基礎や初歩的な知識は必要ですよ。

工務店と施主にズレあるとどうなってしまうのか?

家づくりは、施主と工務店の共同作業です。その中で、双方の間に生じる「ズレ」は、家づくりの過程でさまざまな問題を引き起こす可能性があります。武井壮さんがスポーツの世界で語ったように、思った通りの動きと実際の動きのズレがパフォーマンスに影響を与えるのと同じように、工務店と施主の間のコミュニケーションのズレも、家づくりの質や結果に大きな影響を及ぼします。

期待値の不一致で満足度が低下する

最も一般的なズレの一つが期待値の不一致です。施主が心の中で描いている理想の家と、工務店が提供する家が異なる場合、完成した家に対する満足度が低くなる可能性が高まります。この問題は、施主の期待や要望を十分に理解しないままプロジェクトが進められた結果として生じることが多いです。具体的には、デザインの違いや、使用される材料の質など、さまざまな要因が考えられます。

コストの問題に繋がる

コミュニケーションのズレが生じると、追加の変更や修正が必要になることがあります。これによって工事のコストが増加する可能性があります。また、施主が予算を超える提案を受け入れることになると、後々のトラブルの原因となることも。予算オーバーによる追加費用や、変更に伴う工期の遅延は、施主の不満を増大させる要因となります。

工期の遅延に繋がる

ズレが原因で生じる変更や修正は、工事の進行を遅らせる要因となります。これは、施主の入居計画を狂わせるだけでなく、工務店の他のプロジェクトにも影響を及ぼす可能性があります。工期の遅延は、施主の生活計画や移転計画に大きな影響を与えるため、特に注意が必要です。

信頼関係が損なわれる

ズレが繰り返し生じると、施主と工務店の間の信頼関係が損なわれることがあります。これは、将来的なリピートや紹介の機会を失う原因となり、ビジネスに大きな損害を与える可能性があります。信頼関係の損傷は、一度起こると修復が難しく、長期的なビジネスの継続にも影響を及ぼすことが考えられます。


工務店としては、施主の要望や期待をしっかりとキャッチし、それを形にするための技術やノウハウを持つことが求められます。そして、それを実現するための適切な提案やアドバイスができるようになることが、良質な家づくりの第一歩と言えるでしょう。

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