35坪の広さが必要だと思い込んでいる人に、30坪でも暮らせる提案をできるかどうか?

時代は「小さく暮らす」方向へ向かっていますね。以前もアメリカでの小さく暮らす話を取り上げましたが、

アメリカ人も気付き始めた小さな暮らし方

2013.12.23

省スペース・デザイン・環境負荷に配慮したアパートメント

2013.10.12

アメリカでは住宅不足からマイクロユニット住宅の動きが生まれているようです。

日本の場合は、所得の問題!?

日本の場合は所得の問題で、家が欲しくても、そこまでお金を掛けられない方が多くなってきています。その選択肢として、小さな家はあると思うんですよね。

最近は、デザインのレベルが上がってきているので、小さな家に少しづつ魅力を感じ始めている方も増えていると思いますが、まだまだ足りないのが、

  • 機能性
  • 大きい小さいの感覚
  • 住まい手の住むチカラ

というところかなと感じています。

日本の注文住宅の場合、小さな家で暮らすための、機能性を高めるための施策をしないことの方が多いんですよ。機能性の高いインテリアとかあまり目にしないですよね。提案する側にその知識がない&面倒くさいというのも影響しているかもしれません。

また一般的には、大きれば良いという感覚があります。だから、提案する側も、土地に対して、目一杯の大きさを建てる方が圧倒的に多いわけです。楽ですしね。さらには、借入額に対して予算目一杯に建てた方が、利益増えますから(笑)

そして、物が片付けられないことも影響して、大きな収納など、無駄なところに広さを求めるわけです。「物が多い」とか「物が片付けられない」って、損ですよ。住面積同じなのに、収納が大きいため、無駄にコストアップしている家とか、たくさんありますから。

本当に必要な広さなんて、誰もわかっていない。

お金に余裕があれば、どんな広さでも構いませんが、コストダウンの方法としては、個人的には、広さを優先して仕様を落とすコストダウンより、広さを小さくしてコストダウンを好んでいます。

4人家族に必要な広さってどのくらい必要かなんて、その家族のライフスタイルもあるでしょうが、誰も答えなんてわからないわけです。30坪で暮らせるかもしれませんし、27坪でも暮らせるかもしれません。

「35坪の広さが必要だと思い込んでいる人に、30坪でも暮らせる提案をできるかどうか?」

この感覚は十分な差別化になりますよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。