プレハブ住宅初の有形文化財(建造物)築53年の「セキスイハウスA型」

積水ハウスが1963年に建築した住宅「山崎家及び臼井家別荘(セキスイハウスA型)」が、プレハブ住宅として初めて、国(文化庁)の有形文化財(建造物)に登録されることが決定したようですね。

1963年に軽井沢の別荘地に建てられ、1971年以降山崎家及び臼井家が所有し、主に避暑を目的とした別荘として現在まで53年にわたり使用されたプレハブ住宅です。

※登録有形文化財について
登録有形文化財とは、文化財保護法の改正により創設された制度であり、建造物、工芸品など有形の文化的所産のうち、我が国にとって歴史上、芸術上、学術上の価値が高いものを対象に、文化審議会の審議を経て文化財登録原簿に登録された文化財のことです。このうち建造物については、建設後50年を経過した歴史的建造物を対象としており、今回新たに199件の登録が決まりました。これまでに登録された物件を合わせ、全国で10,691件となります。(2016年3月11日現在)
main

プレハブ住宅が住宅産業をけん引しているとは思いませんが、考え方というか、構造体や外装材などを工場で生産し、高い品質を確保したまま、現地で組み立てるその仕組みは、今の家づくりの基本になっていますね。

プレハブの合理化主義的な考えを嫌う方もいますが、突き詰めたら面白いんですけどね。

sub1
≪登録物件の概要≫
名称  山崎家及び臼井家別荘(セキスイハウスA型)
所在地  長野県北佐久郡軽井沢町
答申日  2016年3月11日
建設年代  1963年(昭和38年)
構造及び形式  軽量鉄骨造平屋建、金属葺、建築面積約34㎡
公開状況  非公開

 

プレハブ住宅と言えば、この本は必読です。

プレハブ住宅産業はこうして生まれた!その揺籃期、1960年前後から1970年代までの動きを、当時の若き技術者たちのオーラルヒストリーで生き生きと構成。技術者一人ひとりのものがたりをもとに歴史を紡ぐ技術社会史の労作、ここに成る。

箱の産業―プレハブ住宅技術者たちの証言

箱の産業―プレハブ住宅技術者たちの証言

  • 作者:松村 秀一,森田 芳朗,江口 亨,権藤 智之,佐藤 考一
  • 出版社:彰国社
  • 発売日: 2013-11

 

 

追伸:工務店経営者の方にお知らせです。

参加した工務店経営者の声
今ではたくさんのコンサル会社がいろいろなセミナーをやっている時代、どれを聞いても同じようなセミナーで、言っていることはだいたい同じ、特に共感できるところもなく金儲けでセミナーをやっているとしか思えないようなセミナーばかりでした。そしてある程度規模の大きい工務店、地場ビルダーを対象にしたセミナーが多いことでした。でも以前より何回か井内さん、出口さんのセミナーを受けていますが、とても分かりやすく中小工務店(年間棟数20棟程度まで)を対象にした問題点を取り上げてくれています。

この記事が気に入ったらシェアいただけると嬉しいです。


工務店経営者に役立つ
  • ・お金のブロックパズル
  • ・利益を出すためのフローチャート
メルマガご登録者に、木造建築工事業(工務店)の黒字企業の経営指標(参考値)を当てはめた、ブロックパズルとフローチャートを差し上げています。


ご入力いただいたメールアドレスに、不定期メールマガジン『イエコトバ』をお届けいたします。不要な場合、いつでも解除できます。
 

ABOUTこの記事をかいた人

井内智哉

設計事務所勤務時に、建築家ネットワーク会社・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(ASJ)とのコラボしたブランド住宅「AROS」の全国展開に宣伝・広告として携わる。ミサワホーム創業者の三澤千代治氏の新事業・200年住宅「HABITA」の立ち上げから携わり、宣伝・技術・営業・企画などの経験を積む。後に全国の地域工務店200社以上を束ねる住宅のフランチャイズ事業にまで成長。その後、デザイン住宅を軸にした注文住宅の事業「ソラマド」の全国展開に携わる。WEB集客やコミュニティの構築、関東・東海地域の市場開発、提携工務店への研修など、年間150棟ほどの住宅設計のマーケティングサポートを行う。また2013年1月、同社にて新規事業のDIY・リノベーションを提案するお店を立ち上げる。2013年6月より、住宅業界専門のネットマーケティングコーチとして独立。工務店フランチャイズ本部や同業他社とも連携し、地域工務店のサポートや研修などを経て、年間棟数20棟未満の小規模工務店の経営者向けにノウハウやコンテンツを提供している。2014年10月~2015年3月まで日本住宅新聞にて、歴代最年少執筆者として連載。