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良い工務店、良い人材は、基礎と歴史を重んじる
ペプシの面白CMなのですが、ある老人がバスケットコートに乱入し、バスケをプレイするCMがあります。
何気に観てたら、名言を見つけました。
「最近の若者は、派手なシューズなど物ばかり手に入れて、基礎的な練習をしっかりとしていない」
プレイをするも、最初はグダグダで全然ダメなのですが…
実は、老人の正体は、メイクをしていたNBAの選手というオチです。
本作は、老人は若者に比べて運動能力に劣るという暗黙知と、実はNBAのトッププレイヤーが特殊メイクしていたというドッキリをうまく組み合わせているバイラルビデオなのですが、
動画内のとある言葉が印象的で、
「私は、オスカー・ロバートソンやウィルト・チェンバレンなど、本物のバスケットプレイヤーを見てきた。最近の若者は、派手なシューズなど物ばかり手に入れて、基礎的な練習をしっかりとしていない」
とボヤキながら、乱入していくのです。(※日本語字幕ありの元動画が非公開になっていたので、差し替えています。)
この言葉の通り、良い選手ほど、基礎と歴史を重んじますよね。
追伸:2019年に映画化されています。
アメリカ映画界でバスケ旋風を巻き起こした大ヒット映画『アンクル・ドリュー』が10月30日にパッケージ化され発売されることが決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000037822.html
住宅の仕事がつまらないのは、基礎と歴史が原因?
工務店・住宅会社・設計事務所など、若い世代で『住宅の仕事がつまらない』と感じているなら、この3つが原因ではないでしょうか。(やりたくないはさておき)
- 基礎的な技術や知識が足りない。
- 住宅の歴史を知らない。
- 会社の歴史を知らない。
つまりは、基礎と歴史です。この3つを満たせずに、目新しい意匠や方法ばかりに手を出していると、結局結果に結びつかず、仕事がつまらなくなります。
基礎的な技術や知識は、一日にして成らずですが、今の時代、歴史は割りと簡単に知ることができます。過去を知ることで深みを増し、未来の見ることで興味を惹きよせます。やはり本当のプロって、過去から学んでいますよね。
また、歴史や過程を知ると、気持ちが高ぶりやすいです。これは集客でも同じことが言えます。
歴史や過程を可視化することで集客力が向上する理由
良い選手が基礎と歴史を重んじるように、工務店も基礎はもちろん、歴史や過程を可視化していきましょう。集客力が向上します。
信頼と尊重を築く
工務店経営者として、会社や製品の歴史、そしてその製造過程を顧客に明示することは非常に重要です。この情報を共有することで、顧客はあなたのビジネスに対する信頼と尊重を持ちやすくなります。歴史が長い、または特定の技術や手法にこだわっているという事実は、品質と信頼性の証明となるのです。この信頼性は、顧客が選択をする際の重要な要素となり、長期的な関係を築く基盤ともなります。
ストーリーテリングの力
人々は物語に引かれます。あなたの会社や製品には、その成り立ちから現在に至るまでのストーリーがあります。それをうまく伝えることで、顧客はあなたの製品に対する深い関心と愛着を持つでしょう。ストーリーテリングは、単なる商品を「ブランド」に昇華させる力があります。物語を共有することで、顧客は製品だけでなく、その製品を作る過程や人々にも興味を持つようになります。
独自性と差別化
市場は競争が激しいです。多くの類似製品やサービスがある中で、なぜ顧客があなたの製品を選ぶべきなのかを明確にする必要があります。歴史や過程を可視化することで、その独自性や特長を強調できます。これにより、顧客は他の選択肢と比較しても、あなたの製品が優れている理由を明確に理解できるようになります。
教育と啓発
顧客が製品の背後にある歴史や技術を理解すると、その価値もより明確になります。これは特に、高度な技術や特別な素材、手法を用いている場合に有効です。顧客が知識を得ることで、製品に対する評価が高まり、購入意欲も高まるでしょう。教育的な要素を加えることで、顧客は自分が何を購入しているのか、その価値が何であるのかをより深く理解することができます。
口コミと共有
人々は面白くて価値のある情報を他人と共有したがります。あなたの製品やサービスについての興味深い事実や話があれば、それが口コミで広がり、新たな顧客を引きつける力となります。このような情報共有は、特にソーシャルメディアが広く利用されている現代において、非常に効果的なマーケティング手法となるでしょう。
以上のように、歴史や過程をしっかりと可視化し、それをマーケティング戦略に組み込むことで、集客力を高めることが可能です。基礎や歴史を軽視している人が多い今だからこそ、特に重要なアプローチと言えるでしょう。