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工務店はパクるのではく、過去から学び、未来を創った方が良い理由
実は、キョンシー映画がすごく好きで、シリーズはほぼ観ています。
先日ようやく、昨年公開された、「キョンシー/リゴル・モルティス」を観ました。
80年代のキョンシー映画、霊幻道士へのオマージュ作品と、位置付けられていますが、プロデューサーに「呪怨」の清水崇さんが加わっていることもあり、完全なホラーでコワいです。コメディ要素一切ありません。
でも、キョンシーの本質を突いていて、すごく良いです。何かを作るとき、このオマージュという感覚って大事なのかもしれません。
オマージュとは、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事や、作品のモチーフを過去作品に求めることを指します。
古民家に対して、オマージュを持っているカール・ベンクスさん
先日、テレビで、日本の古民家再生に賭ける建築デザイナーのカール・ベンクスさんの特集がありましたが、まさに古民家に対して、オマージュを持っている方です。
古民家再生が、絶対的に良いとは思いませんが、個人的には好きです。
注文住宅を建てる上でも、古民家から学べることってたくさんあります。古民家に限らずですが、過去って、ホント良い、参考書だと思いますよ。
工務店はパクるのではく、過去から学び、未来を創った方が良い理由
工務店経営者にとって、オマージュという考え方は非常に有用であり、その重要性は言うまでもありません。過去の成功事例や失敗事例から学ぶことで、より効率的かつ独自のビジネスを展開できるのです。この点において、オマージュは単なる模倣やパクリとは一線を画します。
過去から学ぶ独自性
例えば、古民家のような伝統的な建築スタイルにオマージュを捧げることで、新しい住宅設計に独自性と深みを持たせることができます。古民家は、自然素材の使用や風通しの良さ、地域の気候に適した設計など、多くの優れた要素を持っています。これらの要素を現代の住宅設計に取り入れることで、他の工務店と一線を画す住宅を提供できるでしょう。さらに、これらの要素はエコフレンドリーで持続可能な住宅設計にも寄与するため、環境に配慮したビジネス展開が可能です。
集客戦略とオマージュ
オマージュは集客にも役立ちます。例えば、古民家をリノベーションした事例をSNSで紹介することで、古民家に興味を持つ層からの注目を集めることができます。それが口コミとなり、新たな顧客を引きつける可能性が高まります。また、オマージュを通じて得た知識やスキルは、新しいサービスやプロモーション活動にも活かせるでしょう。
パクることの無能さ
ここで重要なのは、オマージュと単なる「パクリ」は全く異なるということです。パクリは単に他人のアイデアや成果をそのままコピーする行為であり、これには創造性がありません。パクる行為は、短期的には利益を上げるかもしれませんが、長期的には自社のブランド価値を下げ、信頼性を失います。さらに、法的な問題にも発展する可能性があります。
過去と未来の融合
オマージュは、過去の良い要素を参考にしつつ、現代のニーズに合わせてアレンジすることが重要です。そうすることで、過去と未来が融合した新しい価値を創造できるのです。このようなアプローチを採ることで、工務店経営者は市場での競争力を高め、独自の価値を提供できるでしょう。
スキルセットの拡充
さらに、オマージュを通じて、自社のスキルセットや知識を広げることも可能です。新しい技術や素材を取り入れるだけでなく、古い技術を現代に適用することで、より多角的なビジネス展開が可能になります。これにより、一過性のトレンドに左右されず、持続可能なビジネスモデルを築くことができます。
要するに、オマージュは単なる模倣ではなく、過去から学び、それを基に未来を創造するための一つの手法なのです。このようなアプローチを取ることで、工務店経営者は市場での競争力を高め、独自の価値を提供できるでしょう。