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ライフスタイルを提案する工務店は、その引き出しを増やした方が良い理由
先日、建築家夫婦の日常を追ったドキュメンタリー映画「人生フルーツ」を観たのですが、このていねいでやさしい時間は、気持ちにゆとりのある方でないと受け止められないだろうとも感じています。
その後に、無性に同じような「ていねいでやさしい時間」の映画を観たくなって、Amazonプライムをあさっていたら、オススメしたい作品がありました。
パンとスープとネコ日和
ずっと母との2人暮らしだったアキコ(小林聡美)は、母の突然の死、そして勤めていた出版社の理不尽な人事異動で、母の営んでいた食堂を自分でやっていく決心をします。自分のセンスで改装したアキコの新しいお店は、パンとスープだけというシンプルなメニュー、お手伝いのしまちゃん(伽奈)との2人だけの小さな店。ある日現われた1匹のネコと暮らし始めるアキコ、そして、アキコの周りには、楽しく世話をしてくれる、商店街の大人たち…。
WOWOWで放送されたドラマですが、原作は映画「かもめ食堂」の原作者でもある、作家・群ようこ氏の同名小説です。
特に何かが起きるわけではないので、苦手な人も多いかもしれませんが、この淡々とした感じに気持ちがほっこりします。
この手の雰囲気に、小林聡美さんはめちゃくちゃ合うんですよね。あと脇を固めている俳優陣も、もたいまさこさんや、光石研さん、塩見三省さん、加瀬亮さん・・・と渋いです。
空間が魅力的
ドラマの中でサンドイッチ屋さんを始めるのですが、そのサンドイッチ屋さんの雰囲気とか、自宅の雰囲気とか、良い感じに落ち着いた雰囲気なんですよ。
個人的には、「小林聡美✕サンドイッチ」という組み合わせは、パスコのCMを思い出してしまいます(笑)
ご飯も魅力的
空間も素敵ですが、サンドイッチとスープの美味しそうなんですよね。
ちなみに、ドラマに登場するサンドイッチやスープをはじめとする様々なメニューが美味しそうなのですが、やはりフードスタイリストの飯島奈美さんが手掛けていました。
飯島奈美
2006年の映画『かもめ食堂』への参加をきっかけに映画のフードスタイリングを手掛けるようになった。その後『東京タワー』、『めがね』、テレビドラマ『深夜食堂』シリーズなどのフードスタイリングを担当。
ほぼ日刊イトイ新聞で連載されたレシピの書籍化『LIFE』は全4巻のシリーズとなった。
雑誌『AERA』に映画に登場する料理を再現したレシピ「シネマ食堂」を連載、2009年に単行本化された。2010年 – 2011年には同誌に「セカイのきんぴら」を連載、単行本化された。
2013年 – 2014年放送の連続テレビ小説『ごちそうさん』では全編にわたり料理を担当し、これに対し第80回ザテレビジョンドラマアカデミー賞でザテレビジョン特別賞を受賞した。
ライフスタイルを提案する工務店は、その引き出しを増やした方が良い理由
工務店が顧客に提供するのは、単なる住宅ではなく、その人の生活そのものを豊かにするライフスタイルです。このライフスタイルを形作るためには、さまざまなアイデアや知識、経験が必要となります。その引き出しを増やす手段の一つとして、上記で紹介したような、ライフスタイルが注目されるドラマや映画はてっとり早い部分もあります。
顧客の多様な夢を実現するため
一人ひとりの顧客が抱く家に対する夢や理想は、星の数ほどあります。ある人は広々としたオープンキッチンを夢見るかもしれませんし、またある人は読書のための静かな書斎を望むかもしれません。工務店が多くの引き出しを持っていれば、これら一人ひとりの夢に合わせた家づくりが可能になります。顧客の「こんな家で暮らしたい」という個別の要望に応えることで、ただの家ではなく、その人の人生に寄り添う住まいを提供することができるのです。
独自の提案で差別化しやすくなる
住宅市場は非常に競争が激しく、顧客を引きつけるためには、他の工務店とは違う独自の提案が求められます。例えば、エコロジーを重視した家づくりや、最新のスマートホーム技術を取り入れた住宅など、多様な引き出しを持つことで、顧客に新鮮さを提供し、他社との差別化を図ることができます。これにより、新規顧客の獲得はもちろん、既存顧客からの信頼も得られやすくなります。
柔軟な対応ができるようになる
引き出しの多さは、工務店がどれだけ柔軟に顧客の要望に応えられるかの証です。たとえば、急に流行り始めたワークフロムホームに適した家の設計や、小さな子どもがいる家庭向けの安全な住宅設計など、時代のニーズに応じた提案ができる工務店は、顧客からの信頼を得やすくなります。このような柔軟性は、長期的な顧客関係を築く上で非常に重要です。
トレンドの変化に迅速に対応できるようになる
住宅業界のトレンドは、時代と共に変わります。例えば、ミニマリズムやサステナビリティなど、新しいライフスタイルのトレンドが生まれるたびに、それに合わせた家づくりが求められます。引き出しを多く持っている工務店は、こうしたトレンドの変化に迅速に対応し、時代遅れになるリスクを減らすことができます。これにより、常に市場の最前線で活動することが可能になり、長期的なビジネスの継続が見込めます。
工務店が多様な引き出しを持つことは、顧客に対してより良いサービスを提供するだけでなく、企業としての競争力を高め、持続可能な成長を実現するためにも重要です。常に新しい知識や技術を取り入れ、顧客に最適なライフスタイルを提案することで、工務店は市場での成功を確固たるものにすることができるでしょう。