広告費を掛けられない小さな工務店ほど、施主を巻き込んだ方がいい理由

プレスリリースを見てたら、気になる本を見つけました。

”家だと家事・育児に追われ、外に癒しを求めていた主婦が究極のおうち時間が過ごせる。理想の家を建てるまでこれまでとこれからの暮らしに向き合って家を建てた”という、家を建てた人の本です。

目次

究極のおうち時間が過ごせる『暮らしが整う家づくり』

家だと家事・育児に追われ、外に癒しを求めていた主婦が究極のおうち時間が過ごせる理想の家を建てるまでこれまでとこれからの暮らしに向き合って家を建てた『暮らしが整う家づくり』山内彩子 著 1月24日発売

忙しい、やらなきゃ、家事に追われる、毎日なんだか辛い……
夫婦の帰宅は22時過ぎ、忙しくなると部屋は荒れ、喧嘩も増える。夫婦二人が協力し、すっきりと暮らしたいのに、家事は毎日たまっていく。それでも貴重な休みを家事で終わらせるのはもったいないと出かけることが多くなるが…。本当は居心地のいい家でくつろぎたいとストレスを抱えていた。

家事が滞らない家。日常に楽しみが見出せる家
引っ越しのタイミングで条件に合う物件が見つからず、思い立って家を建てることになる。「どんな家を建てたいか、は、どんな暮らしをしたいのか」をまず明確にし「理想の暮らし」を具体化することから始めた。その答えは、家事が滞らず、おうち時間での楽しみが見出せる家だった。本書は著者が家を建てるリアルな実情をブログで綴ったものを1冊にまとめた。くつろぎのおうち時間ためのヒントやアイディアが満載の1冊となっている。

■散らかるものには訳がある
ごちゃごちゃと置きっぱなしのものが増えてしまう問題を解決したい。散らかっているものの理由を一つ一つ分析して、定位置や動線を考えて、すっきり片付く家にしたいと思いました。

■台所の家事渋滞ポイントは?
きれいが維持でき、長い時間過ごしたいと思える気持ちのいい台所にしたいと思い、滞りがちな家事を整理しました。

■窓は室内の雰囲気を決める大事な要素
高いところの窓からは空や雲や鳥、夜には星や月、嵐の夜には大雨や雷が見えます。窓自体のデザインだけでなく、色や大きさや配置もよく考えました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000226.000033602.html
2021/1/24 山内 彩子 (著)
¥1,870 (2024/02/06 09:38時点 | Amazon調べ)

施主の山内さんは、ものづくりの職人で、WEBサイトやインスタも拝見しました。

昔から、こういう施主の系統って、コンテンツ化するのに向いているんですよね。

例えば、写真も全体だけでなく、パーツで押さえられるとか、写真の構図や色合いを意識しているとか、文章がちょっと文字小さいとか…(笑)他とは違うセンスが出ますからね。

発売当初は、出版社のページで購入キャンペーンをやっていて、庭と家事の情報もお届けしていました。

キャンペーンにご応募頂いた方全員に『暮らしが整う家づくり』刊行記念二大ダウンロード特典!

①家づくりで後回しになりがちな、庭の木の選び方、虫などで困ったことなどをまとめた「我が家の植栽選び」
②これだけやっておけばきれいが維持できる「我が家の日々の家事 平日の朝と夜」

http://www.daiwashobo.co.jp/news/n38568.html

家系ブロガーたちもそうですが、下手な工務店より、家づくりのためになる情報を出してる気がします。

魅力的な施主からは、家づくりのためになる情報が生まれる

家づくり本だと、一昔前は、工務店の社長が、「こう家づくりをしなさい!」的な本を出版するのが流行ってましたが、大体、内容の系統というか、派閥がありますし、その派閥内では似たりよったりなので、一回どれかを読んだら、他はつまないんですよね(笑)

それよりは、どうやって自分の家や暮らしをつくっていったのか?という、具体的なプロセスをコンテンツにしたほうが、バリエーションも生まれて、魅力的なんですよ。施主それぞれで異なりますから。

今に始まったことじゃないんですが、「施主の家づくり」は、コンテンツになります。

例えば、施工事例やお客様の声はそうでしょう。

ただ、今では、施工事例やお客様の声程度なら、どの工務店もやり始めてますので、ハード面より、ソフト面を訴求したければ、深堀りして、よりストーリーを可視化することが必要だと思いますよ。

書籍化はあくまでその手段の一つです。

また、「ストーリーの可視化」って、個人情報とのバランスもあるので、施主との関係性も関わってきます。建ててもらったけど、この先も特別に付き合おうという気が施主になければ、協力はしてくれません。

なので、こういうコンテンツの元をたどると、「信頼関係の可視化」なんですよね。

広告費を掛けられない小さな工務店ほど、施主を巻き込んだ方がいい

広告費を掛けられない小さな工務店ほど、施主を巻き込んだ方がいいということです。

  • 例えば、施主一人ひとりの個性的な物語を通じて、工務店のブランドを育てることができます。
  • 例えば、施主と継続したつながりを可視化することで、工務店への信頼性が高まります。
  • 例えば、家系ブロガーとして、ブログやSNSなどで情報を発信してくれます。

ちなみに、センスの良いお客さんは、自社がセンスを発していない限り、やってこないですよ。類は友を呼ぶじゃないですが、同じセンスは引かれ合いますので…

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