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工務店のSEO対策によくある否定的な意見に対する見解
工務店のSEO対策によくある否定的な意見とそれに対する見解
工務店のSEO対策に関しての否定的な意見には似たような傾向が見られますので、いくつかピックアップしました。また、それに対する見解を述べています。
否定意見:高コストで低リターンだから止めた方がいい
注文住宅などの地域限定や特定の狭いキーワードに特化したSEO対策は、検索ボリュームが限られているため、投資に見合うだけのトラフィックを生み出すことが難しいという指摘があります。
例えば、ある工務店が「○○市 工務店」というキーワードでSEO対策を行い、年間60万円を支払ったとしても、そのキーワードでの検索は非常に少なく、結果として8クリックしか得られなかったというケースなら、1クリックあたり75,000円という極端に高いコストを意味しており、このような低リターンの投資はビジネスにとって非効率的であるという指摘です。
見解:適切に実施されたSEOは、長期的に見ればコスト対効果が高い
適切に実施されたSEOは、長期的に見ればコスト対効果が高いマーケティング戦略です。そもそも、現代の工務店のSEO対策は「○○市 工務店」などの広告でも狙えるようなビックワードを狙うものではありませんし、SEO対策のほとんどは外部に委託するようなものではありません。なので当然、中途半端なWEB制作会社やコンサルに頼めば、上記に指摘されているような費用対効果の悪い施策になります。これはSEOに限った話ではないです。
WEBサイトが検索エンジンで良い位置に定着すれば、持続的なトラフィックを低コストで獲得できます。また、ターゲットとなる地域やニッチなキーワードを正確に把握すれば、質の高いリードを獲得できるため、結果的に高いROI(投資収益率)を達成できます。
否定意見:時代遅れの手法だから止めた方がいい
SEOは定期的にアップデートされるため、過去に有効だった手法が今日では時代遅れとなり、効果が薄れるだけでなく、検索エンジンによるペナルティの原因となる可能性があるという指摘です。
例えば、人工的な被リンクの購入やキーワードの過剰な使用は、Googleのアルゴリズムによってスパムと見なされる可能性があります。これにより、サイトのランキングが下がるだけでなく、信頼性にも悪影響を及ぼす可能性があるという指摘です。
見解:基本的な原則は変わらない
SEOは定期的にアップデートされたりして変化は激しいですが、基本的な原則は変わりません。ユーザーの検索意図を満たす価値あるコンテンツを評価するという原則は、今も昔も変わりません。ペナルティを避けるためには、中途半端なWEB制作会社やコンサルが提示する小手先な手法よりも、常にGoogleのガイドラインに従った、ホワイトハットSEOの実践が重要です。
否定意見:検索順位が上がらないから止めた方がいい
工務店がSEO対策を行っても、大手ポータルサイトや有名な建築会社に比べてドメインの権威が低いため、検索結果で上位に表示されることは非常に困難という指摘です。
例えば、毎日ブログを記事を書くなどは無駄で、限られたリソースをSEOに割くよりも、他のマーケティング手法に注力した方が、より確実にリターンを得られる可能性があるという指摘です。
見解
たしかに、建築の分野では、ユーザーが信頼できる情報源を求める傾向があり、小規模な工務店が上位にランクインすることは稀です。さらに、SEO対策は一朝一夕に結果が出るものではなく、時間とコストをかけても目に見える成果が出ない場合が多いです。だからといって、SEO対策を完全に無視してしまうのは短絡的な判断と言えます。
- 長期的な効果
SEOはすぐには効果が見えないけれど、じっくりと取り組むことで、将来的にはあなたのウェブサイトがより多くの人に見つけられるようになります。地域に根ざしたキーワードを使うなど、あなたのビジネスに合った方法で徐々に認知度を上げていくことができます。また、Googleの検索エンジンは常にアップデートされていて、年々、良いコンテンツを作っているウェブサイトを評価するようになっています。 - お客さんの知りたいことに応えられる
Googleが求めるSEO対策とは、検索エンジン用に対策されたことではなく、実際にあなたのウェブサイトを訪れる人が何を求めているのかを考え、それに答える情報を提供することを指しています。つまり、ページやサイトの内容の充実です。たとえ検索結果上位にならなかったとしても、あなたのサイトに流入する経路は検索からだけではありませんので、何らかの形で流入してきた訪問者を顧客に変えるチャンスが増えます。 - 他の施策と組み合わせる
SEOは他の宣伝方法などと組み合わせることで、より大きな効果を発揮します。例えば、SNSを使った宣伝や地域のイベントに参加することで、SEOの効果をさらに高めることができます。また、サイト上にキーワードが増えることで、ウェブサイトに来た人が、どういうことに興味を持っているのかのデータが手に入ります。この情報を使ってウェブサイトを改善すれば、訪問者にとって使いやすく、そしてビジネスにとっても効果的なウェブサイトになります。
成果に繋がらないSEO対策例
ダメ業者:電話営業してくるSEO業者
SEOできる会社ならば、SEOで自社サイトに誘導して営業していることでしょう。電話をしている時点、情報弱者を狙った悪質性の高い会社だということの現れです。
ダメ施策:「◯◯市 注文住宅」というベタなキーワード提案
地域密着型の工務店として、自社の施工エリアや商圏内での知名度向上は非常に重要です。なので、「◯◯市 注文住宅」といった地域キーワードを用いたSEO対策を提案してくる会社は非常に多いです。
「◯◯市 注文住宅」などのベタなワードは意外と検索数が少ない
ですが、Googleのキーワードプランナーなどのツールで「◯◯市 注文住宅」の月間検索数を調べてみると、地方だとだいたいどの地域も月100回前後で少ないのです。
仮に「◯◯市 注文住宅」で検索結果の1ページ目に表示されたとしても、どれだけの流入があるでしょうか?検索結果の1位と10位では、ユーザーのクリック率に大きな違いがあります。
例えば、CTR(クリック率)の一般平均値として、Internet Marketing Ninjas(インターネット・マーケティング・ニンジャズ)の数値をベンチマークにした場合、以下のようになります。
検索順位 | CTR | 月間検索数100の場合 |
---|---|---|
1 | 21.12% | 約21クリック |
2 | 10.65% | 約11クリック |
3 | 7.57% | 約8クリック |
4 | 4.66% | 約5クリック |
5 | 3.42% | 約3クリック |
6 | 2.56% | |
7 | 2.69% | |
8 | 1.74% | |
9 | 1.74% | |
10 | 1.64% | 約2クリック |
11 | 1.46% | |
12 | 1.80% | |
13 | 1.42% | |
14 | 1.23% | |
15 | 1.43% | |
16 | 1.42% | |
17 | 1.29% | |
18 | 1.05% | |
19 | 1.75% | |
20 | 1.26% | 約1クリック |
21-30 | 1.12% | 約1クリック |
1位であれば月間検索回数の約2割のサイト訪問者を見込めるでしょう。ですが、10位以下になってくると、100分の1前後の訪問者しか見込めないことになります。
「◯◯市 注文住宅」などのベタなワードは広告とポータルサイトが上位を独占している
また、「◯◯市 注文住宅」で検索結果を表示すると、最上位は広告です。
例えば、以下の画像のように「豊橋市 注文住宅」で検索すると、広告が3つ並び、検索順位1~2位はポータルサイトで、3位にモデルハウスがある規模の工務店のサイトが来ています。
なので、「◯◯市 注文住宅」というベタなキーワード提案をしてくる時点で、終わってるというわけです。
ダメ施策:人工的に被リンクを増やして上位表示
実は、Googleの公式情報では、被リンクについては言及されていません。実際、記載されているGoogleの検索システムのランキング要素も、コンテンツで関連性と品質を評価するランキングシステムであるため、リンクを要素として加えていません。ただし、ウェブページの関連性を判断するための重要な要素としてリンクを使用しています。
Google は、ウェブページの関連性を判断するための重要な要素としてリンクを使用しています。Google 検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクスパムと見なされる場合があります。
https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja#link-spam
ですが、日本では多くのWEB制作会社等が、これまでの結果から被リンクの重要性を説いています。結果に反映している以上は、被リンクも考慮した方が良いでしょう。
Googleの回答も含めて考察するなら、検索システムの現状、コンテンツだけの評価で順位を決めるのが難しいのでしょう。なので、複数の判断要素としてリンクも含まれているが、徐々に被リンクの重要性は低下していく可能性があるというところでしょう。
実際、信頼性の高い人や色々な人に紹介されたら一目置かれるのと同じで、信頼性の高いサイトからの被リンクや、色々なサイトから被リンクが多く貼られるページは、ユーザーに有益なページの可能性が高いと判断されているのでしょう。
ただし、人工的に増やす被リンクは、検索エンジンからのペナルティのリスクも高まりますし、Googleも言及しています。
リンクスパムの例としては、次のようなものが挙げられます。
https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja#link-spam
- ランキングを上げることを目的としたリンクの売買。次のようなものが挙げられます。
- リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
- リンクに関して物品やサービスをやり取りする
- 特定の商品について記載してリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を送る
- 過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する
- 第三者のコンテンツ所有者に対し、アウトバウンド リンクに修飾属性を適用するかどうか選ぶ権利を与えずに、特定の利用規約や契約、または同様の取り決めの一部として、リンクを義務付ける
- ランキング クレジットをブロックしないテキスト広告またはテキストリンク
- ランキング クレジットを転送するリンク、または他のサイトで配布されている記事、ゲスト投稿、プレスリリース内の作為的なアンカー テキスト リンクを含む記事に対して支払いが行われる記事広告やネイティブ広告。
- 質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク
- さまざまなサイトに配布されるウィジェットに埋め込まれている、大量のキーワードを含む非表示のリンクや低品質のリンク
- さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク
- フォーラムでのコメントにおいて、投稿や署名の中に含まれる作為的なリンク。
ダメ施策:ブログ記事の(毎日)更新
SEO対策としてよく耳にするのが、「サイト内コンテンツの充実」です。多くの場合、これはブログ記事の定期的な更新にあたります。ですが、毎日更新することとは異なります。
WEB制作会社やコンサルが毎日の更新を提案してきたりしますが、それによって生み出されるコンテンツが低品質になる可能性は十分にあります。検索エンジンはユーザーにとって有益な情報を提供するサイトを好むため、内容が薄い、または関連性の低い記事を量産することは、サイトの評価を下げることにつながりかねません。
まず、大切なのはアクセス数の増加そのものを目的とするのではなく、質の高い見込み顧客を引きつけることです。つまり、ターゲットとする顧客層に合致した内容の記事を提供することが重要です。例えば、注文住宅に関心のある方に向けた質の高い情報や、地域に根差した建築事例の紹介などが考えられます。
そもそも、高い質のコンテンツ記事を毎日更新することは、まず無理です。なので、毎日更新自体が目的になってはいけません。重要なのは、ターゲット顧客にとって価値のある、質の高いコンテンツを提供することです。
SEO対策は中途半端な代行会社に頼む必要はない
そもそもSEO対策は、業界トップレベルの知見や経験を持つ会社ならまだしも、中途半端な会社に代行してもらうものではないです。また、単なるアクセス数の増加ではなく、質の高い顧客獲得に焦点を当てましょう。
お客さんが知りたい情報を増やす
インターネットでの情報が溢れる現代において、お客様が「○○市 工務店」といった特定のキーワードで検索する際、数多くの選択肢の中からあなたの会社を見つけてもらうのは容易ではありません。
まず、重要なのは「お客さんが知りたい情報を増やす」ということです。もちろん、できることなら自社ホームページだけに留まらず、雑誌、オンライン記事、地図、動画など、多岐にわたるメディアを通じて発信できることが望ましいです。
- まずは、質の高いコンテンツを作成する
自社の専門知識を活かし、お客様が実際に役立つ情報を提供する記事やブログを書きましょう。実際、ベタなキーワードが広告やポータルサイトで侵されていることから、ニッチなワードで検索する人も増えています。 - 地元メディアへの露出を増やす
地元の新聞や雑誌に自社のプロジェクトやイベントを取り上げてもらいましょう。また、プレスリリースを送ることで、より広い範囲の潜在顧客にリーチすることができます。 - ポータルサイトへの出稿を活用する
住宅関連のポータルサイトに自社の情報を掲載することで、具体的なニーズを持つお客様に直接アプローチできます。これは、特に新しい顧客を獲得する際に効果的です。 - Googleマップ(ビジネスプロフィール)での存在感を高める
Googleマップにおけるビジネスの位置情報を正確にし、最新の写真や情報を提供することで、地域での検索においてあなたの会社が目立つようにしましょう。
これらの戦略は、単に検索エンジンで上位に表示されることを目指すのではなく、お客様が求める情報を適切な方法で提供し、会社のブランド価値を高めることを目的としています。これが本来SEO対策目指すべき場所なのです。
コンテンツの充実には既存記事のリライトが狙い目
新しい記事を書くことだけがSEO対策ではありません。実は、既にある程度の順位に位置する記事をリライトして内容を充実させることで、より上位表示を狙うことが可能です。特に、建築業界のように専門性が高く、情報が時間とともに進化する分野では、リライトはSEO(検索エンジン最適化)の観点からも、非常に効果的な手法です。
なぜ既存記事のリライトが上位表示に効果的なのか?
- 既に検索エンジンに認知されている
ある程度の順位にある記事は、すでに検索エンジンにインデックスされ、一定の信頼を得ています。これに新鮮な情報や関連性の高いキーワードを加えることで、その信頼をさらに強化し、ランキングを押し上げることができます。 - 訪問者の満足度を上げる
情報が古くなった記事は、読者にとって魅力が減少します。リライトを通じて最新の情報を提供することで、訪問者の満足度を上げ、ウェブサイトへの滞在時間を伸ばすことができます。 - 競合との差別化
同じトピックについて書かれた他の記事と比較して、より詳細で、有益な情報を提供することで、検索結果での競合他社との差別化が図れます。 - 資源の有効活用
一度作成したコンテンツを再利用することで、新しい記事を一から作るよりも時間と労力を節約できます。これは、特にリソースが限られている中小規模の工務店にとって、大きなメリットです。
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