投稿頻度はできれば週2、最低でも週1本を目指す
前提として、投稿頻度に正解はありません。
ただ、投稿頻度がSEO対策となる理由としては、検索上位を取るために必要な要素である「専門的で網羅性が高い」「専門的で独自性が高い」「最新情報」が関係しています。
- 専門的で網羅性が高い
専門的で網羅性を高くするためには、相応の質と記事数が必要となります。その状態に早く持っていくためには、投稿頻度を高める必要があります。 - 専門的で独自性が高い
専門的で独自性を高くするためには、一次情報が必要となります。一次情報とは、自身が直接体験、または調査や実験をすることで得られた情報であることから、独自の情報になり、信頼性の高い情報にもなります。 - 最新の情報である
基本的に古い情報は検索順位で上位を取りにくくなります。投稿頻度が高いと、常に最新の情報を提供しやすくなり、SEOの評価が高くなるということです。
以上の背景と、様々なメディアサイトの運用や立ち上げ経験から考察すると、検索順位の上位を獲得しやすいのは、できれば週2本以上、最低でも週1本のペースで、有用な記事(高品質な記事)を投稿した方が良いと考えられます。
低品質な記事が多いと検索での掲載順位が下がる
Googleの公式サイト(検索セントラル)では、「有用でないコンテンツやそうしたコンテンツを多く含むサイトは、検索順位が下がる」と記載されています。
”有用でないコンテンツ自体だけでなく、そうしたコンテンツを比較的多く含むと判断されたサイトにあるコンテンツも、ウェブ上の他のコンテンツを優先して表示すべきと判断されて、検索での掲載順位が下がります。そのため、有用でないコンテンツを削除することで、他のコンテンツのランキングが改善する場合があります。”
<中略>
”ユーザー第一のコンテンツが、有用でないコンテンツを含むと分類されたサイト内にあるとしても、検索クエリとの関連性が高く、有用であることを示す他のシグナルがある場合、ランキングが上位になる可能性があるということです。”
https://developers.google.com/search/updates/helpful-content-update?hl=ja#how-the-helpful-content-system-works
つまり、低品質な記事はないに越したことはないけど、あっても、それを上回るだけの他の高品質な記事があればいいということです。
一般的には、有用でない=低品質になりやすいのが、「お知らせ」です。2~3行で終わってしまいますからね。なので、「お知らせ」が最も更新されてる状態だと、今後もWebからの集客はできにくくなるでしょう。
あとは、内容のないブログを毎日更新するとかもマイナスに働くだけです。なので、更新頻度を高めることよりも、有用性の高い記事(コンテンツ)が多くなることを優先してください。
古い記事だから、閲覧数が低いから、低品質ということではない
古くても役立つ場合がある。
Googleと中の人(Googleのジョン・ミュラー氏)の見解では、古い記事だから、閲覧数が低いから、それらの記事が低品質ということではなく、古いコンテンツも依然として役立つ場合があるとのこと。
Are you deleting content from your site because you somehow believe Google doesn't like "old" content? That's not a thing! Our guidance doesn't encourage this. Older content can still be helpful, too. Learn more about creating helpful content: https://t.co/NaRQqb1SQx
— Google SearchLiaison (@searchliaison) August 8, 2023
Google が「古い」コンテンツを好まないと何らかの理由でサイトからコンテンツを削除していませんか?そんなことはないよ!私たちの指導はこれを奨励するものではありません。古いコンテンツも依然として役立つ場合があります。
https://twitter.com/searchliaison/status/1689018769782476800
古いコンテンツを削除しても、SEOが画期的に改善されるわけではない
また、たとえそれが古い記事で役に立たないものだとしても、削除したところで、SEOが魔法のように改善されるとはかんがえないでほしいとこと。
The page itself isn’t likely to rank well. Removing it might mean if you have a massive site that we’re better able to crawl other content on the site. But it doesn’t mean we go “oh, now the whole site is so much better” because of what happens with an individual page.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) August 9, 2023
それが古く、リンクが切れていて、関連性がなくなり、これ以上役に立たない場合はどうなりますか?
ページ自体が上位にランクされる可能性は低いです。これを削除すると、大規模なサイトの場合、サイト上の他のコンテンツをより適切にクロールできるようになる可能性があります。しかし、個々のページで何が起こったからといって、「ああ、サイト全体がとても良くなった」と感じるわけではありません。
https://twitter.com/searchliaison/status/1689068723657904129
Delete what you don't want to keep – regular maintenance and cleaning up is always good. Just don't assume that deleting something only because it's old will improve your site's SEO magically.
— John (@JohnMu) August 9, 2023
古くなって期限切れになったコンテンツを削除した場合はどうなりますか?
保存したくないものは削除してください。定期的なメンテナンスとクリーンアップは常に有効です。古いという理由だけで何かを削除すれば、サイトの SEO が魔法のように改善されるとは考えないでください。
https://twitter.com/JohnMu/status/1689227474972839936
古さや閲覧数ではなく、独自の価値に焦点を当てて記事を評価すること
また、古さや閲覧数ではなく、独自の価値に焦点を当てて記事を評価することを述べており、古いコンテンツのどれが役立つかを決めるのはあなた次第ということでもあります。
Similarly, keep in mind that just because something doesn't get a lot of views (eg, old news, obscure information) doesn't mean it's not helpful for those who do view it. Focus on the unique value, not on the age, view-count, etc.
— John (@JohnMu) August 9, 2023
同様に、あまり閲覧されないもの(例:古いニュース、曖昧な情報)だからといって、それが閲覧する人にとって役に立たないというわけではないことに留意してください。年齢や再生回数などではなく、独自の価値に焦点を当てます。
https://twitter.com/JohnMu/status/1689228157138714624
役立つ古いコンテンツから新しい記事にリンクする方法が合理的
古い記事であっても役立つ場合、同じテーマで新しい記事を公開するなら、古い記事から新しい記事にリンクする方法が合理的と述べています。
Rather than delete historical content under and assumption “old” is not helpful or useful, it might make sense to simply link from older content to newer updates. But deleting “old” because you somehow think it makes you “fresh” — it doesn’t.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) August 14, 2023
「古い」が役に立たない、役に立たないと仮定して履歴コンテンツを削除するのではなく、古いコンテンツから新しい更新に単純にリンクする方が合理的かもしれません。しかし、なんとなく「新鮮」になれると思って「古い」ものを削除しても、実際はそうではありません。
https://twitter.com/searchliaison/status/1691132199066877953
定期的に既存記事のリライトを行う
新規記事の投稿が難しい場合は、既存記事のリライトを行うことも良い施策です。
投稿当初はアクセスされていた記事も時間が経てば読まれなくなります。有用でない低品質な記事をなくすためにも、定期的に既存記事のリライトをしましょう。
ある会社のデータによると、リライトをしていないと、76%の記事が6ヶ月前後でそれ以上伸びることはないとのこと。
また、競合が強い場合や、トレンド性の高い話題だと下がることも多々あります。そして、全く読まれなくなれば、それは有用でない低品質な記事になってしまうのです。
リライトのポイント
リライト対象記事の目安は検索結果の10位~20位辺り(1〜2ページ目)に上がっている記事です。この位置にある記事は、改善することで流入数が伸びる可能性が高いので、リライト対象としておすすめです。狙い目なのは以下の2つです。
- 表示回数が多いのにクリック率が低い(クリック数が少ない)記事のタイトルを見直す
検索結果の1~2ページ目に上がっている時点で、本文の内容は検索ニーズから大きくズレていないと予想されるため、タイトルのクリック率が上がれば、検索順位が改善する可能性は高いです。 - 表示回数が多くクリック数も多い記事の内容をリライトする
「表示回数が多い=検索ボリュームの多いキーワード」ということであり、かつクリックされているのであれば、内容を深掘りして、より検索意図を満たせるようにリライトすることで、サイトの滞在時間が増え、検索順位が改善する可能性は高いです。
記事内容全体の基本としては、以下の基準が目安になります。
- 競合よりも情報の網羅性を高める
- 関連キーワードも取り入れ、より検索意図を満たせるような記事に改善する
- 情報を最新にする
必要目安となる文字数は上位競合が基準
Googleが公式に記事に必要な文字数を定めているわけではありませんので、どのくらいの文字数で書けばいいかは決まっていません。Googleのジョン・ミュラー氏も、文字数や単語数より、価値について言及しています。
一般的に、Googleが#SEOの観点から「薄いコンテンツ」を考えるとき、それは文字数のことではなく、インターネットに付加する価値のことです。
https://mastodon.social/@johnmu/109540698905078747
あなたの質問とは関係ないが、興味深いことに、Googleの社内で「単語数」について言及されるのを目にすることがあるが、それはいつも上限についてだ。人々の時間を無駄にせず、要点を伝える。フワフワ+文字数が多い=読む人の完全な時間の無駄。
ただし、内容の質(専門性や網羅性、深度)を考慮すると、自然と文字数は多くなります。また、競合記事との兼ね合いもありますので、人気キーワードほど必要文字数が多くなることは否めません。
なので、最低でも、狙うキーワードで検索表示された上位10位の平均文字数は満たしておいて損はないでしょう。(もちろん、内容の質も担保しながら)
内容の質も担保しながら文字数を増やすには、構成(見出し)が必要
文字を増やすにしても、内容もなくわかりにくい文章にしてしまってはダメです。また、ダラダラと長い文章だけになってしまうと、読み手にとっても読みにくいものになってしまいます。
なので、文字数が目安に満たない場合は、「見出し」を設けて構成しましょう。すでに見出しを設けている場合は増やしましょう。見出しを増やすことで、より網羅性の高い構成を作ることができます。例えば、それぞれのセクションで伝えたいことを見出しにして、構成してみてください。
キーワードに合った「よくある質問」を追加する
「よくある質問」は、検索意図を満たしやすい網羅性を高められる書き方です。
潜在的な悩みへのアプローチができるだけでなく、その回答の中で、他の関連記事に誘導させたりすることもできるため、滞在時間や回遊率も向上します。
適した「よくある質問」が作れる場合は、記事の最下部に設けてみましょう。
記事が孤立しないように、発リンク(内部リンク+外部リンク)を設ける
どんなに良い内容の記事を書いても、サイト内のどこからもリンクされていない孤立したページは、検索に出てこない可能性が高まっています。リライトした記事が孤立しないよう、発リンク(内部リンク+外部リンク)を設け、ユーザーからもGoogleからも見つけやすい状態にしておきましょう。
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