雑記– 家というメディア –
「雑記」では、過去に公開していた記事をリライトしたり、住宅や工務店の在り方に対して思うことなど、価値観や哲学を中心に書いています。
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住宅ハゲ「奴らは住宅に住んでいるんじゃない。情報に住んでいるだ!」
タイトルからラーメンハゲを思い浮かんだ人は、きっとマンガ好きな方だと思います。「奴らは住宅に住んでいるんじゃない。情報に住んでいるだ!」という言葉は、あるマンガからもじったものです。 その漫画がこちら。 【ビジネス視点も学べる「ラーメン発... -
工務店の提案する『カフェ風』は時代遅れである可能性が高い理由
工務店を始め、誰もが使うようになったうたい文句として、 こだわりの家 子育て住宅 などがありますが、この手の視点はまだあります。 【誰もが使うようになったうたい文句「カフェ風」】 「カフェ風」という言葉も、設計事務所、工務店にとどまらず、パワ... -
工務店が提案する「ライフスタイルの豊かさ」は、経営者や社員自らが体現しておいた方がいい理由
住宅には関係のない話ですが、オーストラリアにあるエアーズロックが、2019年から登山できなくなりました。 【有給も代休も存在しないブラックさの中で行ったオーストラリア】 2012年だったか、オーストラリアに行った際、エアーズロックにも行ってきたの... -
工務店は、家づくりの「正しさ」を教える以上に、暮らすことの「楽しさ」を伝えた方が良い理由
ミレニアル世代の影響もあってか、「居住」という定義が少しづつ変わってきています。 ミレニアル世代とは、米国で、2000年代に成人あるいは社会人になる世代。1980年代から2000年代初頭までに生まれた人をいうことが多く、ベビーブーマーの子世代にあたる... -
工務店は家づくりに幼児教育などの教育的要素を取り入れた方がいい理由
先日、アマゾンプライムビデオで公開されている、サッカー本田圭佑選手の冠番組「KEISUKE HONDA CAFE SURVIVE」を視聴しました。 【KEISUKE HONDA CAFE SURVIVE】 https://www.youtube.com/watch?v=scpVIuw0ZSA 日本を代表するサッカー選手としてオランダ... -
大半の工務店はブランディングができない理由
先日、とある建築系の会社と打ち合わせをしていたら、話が広がり、ブランドや価値の話になりました。最近、建築系のブランディングの相談は多いですね。建築系のブランディングは、マンネリ化してきていますから、どこも悩んでいます。 【下り坂の業界で供... -
工務店は「ショールームに来る理由」を作らなければならない理由
住宅系は、ネットだけで完結するビジネスでないわけですし、リアルの魅力がないと、やはり成果には繋がりません。 【見せるだけのショールームは時代遅れ】 ショールームと言えば、モデルハウスを持たない工務店以外に、建材会社も自社の建材を展示するシ... -
小さな工務店ほど小手先なマーケティング手法より、魅力あるコンセプトを磨いた方がいい理由
先日とある工務店のWEBサイトの改善のため訪問。 もちろん、WEBサイトだけをちょこっといじっただけで、なんとかなる時代ではないので、中身であるコンセプトが大事です。 新たに取り組みたいという、すでに社長と社員の方で考えたコンセプト案があったた... -
工務店がWEB制作会社や工務店コンサルタントの提案する集客方法へ手を出して失敗する理由
先日、とある建材会社のプロジェクトの打ち合わせに参加。 工務店向け、販売店向けに対して、「自社の建材を使ったもらうため、どういった戦略がとれるか?」そんなことを目的にどういった仕組みが作れるか?というお話です。 【「付き合う理由」を作って... -
ドームハウスは住居や店舗の新たな選択肢でもある
先日、設計事務所studioPEAK1の和田さんが手がける家づくりを、色々と案内させてもらったので、その様子を紹介したいと思います。 その家づくりとは、「ドームハウス」です。 和田さんが手掛けているドームハウス(ドームハウスのサイトより) 普段、紹介... -
「あなたの工務店で建てたい」と思ってもらうために必要なこととは?
家の近所で、新築マンションがバカスカ建ってます・・・その効果なのか、 家からちょっと遠い、 たまにしか行ってなかった、とあるチェーン店系のスーパーと、 同じ系列のお店が近所にオープンしてました。こうなると、もう遠い方の店は行きません。 やは... -
工務店による時代遅れの家づくりは働き方から変える必要がある理由
ここでいう時代遅れとは住宅性能が足りないとか、そういう話ではなく、仕事に対する考え方の話です。 まず、紹介したいのは、日経アーキテクチュアで特集されていた『「設計事務所と工務店」の新しい関係』。 【「設計事務所と工務店」の新しい関係】 記事... -
nDK間取りの生みの親・西山夘三。「食寝分離」理論は工務店の住宅設計の基本
食寝分離を提唱し、nDK間取りの生みの親と呼ばれている、建築学者・西山夘三(うぞう)氏の展示が、大阪LIXILギャラリーで開催されています。大阪は8月22日までで、9月から東京でも展示されるようですね。 【超絶記録!西山夘三のすまい採集帖】 https://n... -
工務店のSEO対策で「集める施策」と「集まる魅力」の両方を補うことができる理由
「集める」「集まる」、似たような言葉なんですが、実は、全然違います。 簡単に説明すると、 「集める」は、広告宣伝など、仕掛けることで、お客さんに動いてもらうこと。 「集まる」は、お客さん側から、自発的に動いてくれることです。 そして、この2... -
工務店がレベルとクオリティで差別化やブランディングを図る方法
以前、家づくりのことを、武器と防具で例えたことがあります。 家づくりで言うところの『防具』とは、技術的な要素であり、物質的な部分です。つまり、外的要因から守るために必要な部分です。雨風から守る。地震から守る。暑い寒いから守る。犯罪から守る... -
注文住宅をライフスタイルに合わせるのではなく、注文住宅に合わせてライフスタイルを変える時代になる理由
こだわりの家、子育て住宅、カフェ風、、、誰もが使うようになったがゆえに、「おいおい、違うんじゃねーの?」とツッコミたくなることが、たくさんあります(笑) 昔から、その言葉とかジャンルとか、明らかに層でない人が手を出し始めると、そのコンテン... -
工務店は武器だけでなく防具も揃え、レベルも上げなければいけない理由
このところ、家づくりの話を『武器と防具』という話を使って、RPGで例えています。個人的には、ドラクエシリーズのⅤまでが記憶に残っているので、そのあたりの例えですが(笑) 【注文住宅をRPG(ドラクエ)で例えてみると?】 無理にこじつけてるつもりは... -
工務店が『こだわりの家』で差別化できない理由
「こだわりの家」というような言葉は、今では、設計事務所はもとより工務店にとどまらず、パワービルダーやハウスメーカーも使う時代です。 【『こだわりの家』は標準と化す】 『こだわりの家』をつくり手側がどこも使っている以上、それは、差別化された...